行政書士試験の独学にかかる費用を通信講座と比較!

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行政書士試験の独学にかかる費用を通信講座と比較!

資格試験にチャレンジする際に独学か資格スクールの通信講座などを利用するか迷う方は少なくありません。

独学を選択する方の場合の主に費用の安さが理由となることが多いでしょう。

それでは、実際に行政書士試験を独学で受験する場合には、どの程度のお金がかかるのでしょうか。

行政書士試験の勉強に最低限必要なもの

行政書士試験の学習にあたって最低でも必要なものは以下の通りです。

  • 基本テキスト
  • 問題集・過去問題集

また、本気で合格を目指すのであれば、最低限1回は模擬試験を受けておきたいところです。

なぜならば、模擬試験を受けることで、試験本番のシュミレーション(時間配分や試験当日の雰囲気)になるほか、模擬試験の問題自体がその年度の試験の傾向を予想したものとなっており、受験するメリットが大きいからです。

なお、模擬試験については、なるべく大手の資格スクールが主催するものを選んだ方が得策です。

なぜならば、受験する人数が多いため試験後の合格判定の精度が比較的高いことに加え、多くの受験生が眼にする問題を解いておくことで、もしその問題が本番の試験に出た時に差をつけられないようにするためです。

最初の合格判定については、あまりあてにならないので参考程度にしておくだけでよいのですが、後者のポイントは見逃している方も多いので注意です。

どうやって教材を選ぶか

教材については、相性の問題もありますので、実際に大きな本屋に行き、内容を確認してしっくりくるものを選べば良いでしょう。

注意点をあげるとすれば、

  • テキストはあまりに厚すぎるものは選ばないこと
  • 問題集は解説が充実しているものを選ぶこと

です。

独学用のテキストというのは、講義がついていないことが前提なので、テキストの中に全ての情報を網羅的に記載しておく必要があります。

したがって、通信講座などのテキストと比較すると相対的に厚くなる傾向があります。

しかし、実際のところ辞書のように分厚いテキストは読むだけでも一苦労で、その段階で学習に挫折してしまう原因ともなります。

テキストについてはなるべく的を絞り込んだ簡潔なものを選ぶことが大切です。

問題集は、逆にあまりに説明が簡単すぎるものは避けるべきです。

資格試験の勉強において問題集を解く意味は、問題を解くという行為を通じてテキストで学んだ知識を定着させていくことです。

したがって、問題の正否だけでなく、なぜその選択肢が正解なのか、不正解なのかの理由がわからなければ問題集の意味はありません。

テキストで知識の全体像をつかみ、問題集でその知識の確認と定着を行うことの繰り返しが資格試験の勉強の基本です。

一般的な独学の費用

それではここからは、実際に市販の教材を使った場合の独学費用をみていきましょう。

一般的に入門ゼミ、総合テキスト、総合問題集を合わせて約8000円程度です。

「入門ゼミ」はあえて入れさせてもらいましたが、講義の無い独学においていきなりテキストを読み始めるのは、かなりの苦行です。

まず、全体の概要をつかんでから本テキストに進んだ方が確実に理解は早いので、法律系の知識があらかじめある方以外は、ここはケチらずに購入しておきましょう。

これに大手の資格スクールの模擬試験が3000円~4000円程度なので、そのほかにスキマ学習のための一問一答集などを加えたとしても、ひとまず独学の費用の教材としては15000円前後といったところでしょうか。

行政書士試験に六法は必要か?

行政書士の勉強法を紹介している書籍や、さまざなサイトなどでは、「六法」と呼ばれる条文・判例集が行政書士試験の学習に必須とされていることがありますが、管理人としては全く不要と考えます。

実際管理人が行政書士や社会保険労務士といった法律系の試験の学習をしている時に必要性を感じたことは全くありませんし、その後実務に携わるようになってからも一応本棚にはありますが、開いたことなどほとんどありません。

学問としての「法学」を究めたいというなら別ですが、少なくとも行政書士試験の合格という目的に対しては、必要ないでしょう。

通信講座との費用の比較

独学では15000円前後であった教材費ですが、通信講座と比較した場合はどうでしょうか。

もちろん同じ「通信講座」といっても内容はさまざまですが、割引キャンペーンなどをふまえた実勢価格のおおむねの相場としては、コストパフォーマンスの良い通信講座(行政書クレアールフォーサイトSTUDYing(スタディング)など)で4万円~5万円程度です。

知名度の高い大手の資格スクール(TAC資格の大原など)では10万円~20万円といったところです(※大手はコースが豊富なので価格に幅があります)。

もちろん独学と比べれば費用はかかるものの、教材としっかりリンクした動画の講義がついてきたり、質問のサポートなどがあることを考えれば、特に前者のスクールについては思いのほか差がないのではないしょうか。

長期受験こそが最も費用がかかる

身も蓋も無い話ですが、資格試験は合格しなくては意味がありません。

仮に通信講座を利用して一発で合格できた場合と、独学で2年かけて合格した場合では、見かけ上の費用は同じくらいかれしれませんが、受験勉強に費やした期間が倍になることで失った時間の価値や、受験そのものにかかる費用を考えれば圧倒的に独学はコスパが悪くなってしまうでしょう。

資格試験の勉強においては、短期合格こそが本当の意味で費用を最も抑えることができる道です。

独学か通信講座かで迷っているのであればそのこともお忘れなく!